2018年9月12日 / 最終更新日時 : 2018年9月11日 四季 2月-如月 大地の片鱗 空の上でお日さまがわらいました。「おやはるかぜがねぼうしているな。 竹やぶも雪もふきのとうも、みんな困っているな。」 そこで南をむいていいました。「おーい、はるかぜ。おきなさい。」 小学校低学年の教科書に載 […]
2018年9月13日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 マラソン 人はなぜ、あの単調なマラソン画面に長時間釘付けになるのであろうか。 馴染(なじ)みのない選手であっても、走りっぷりや顔の表情などについつい見入ってしまう。アクシデントなのか体調不良なのか顔がゆがみ、途中で棄権をしてし […]
2018年9月14日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 命 いつの間にか人生八十年時代となった。 長いようで短く、短いようで長いのが人生であるが、気が遠くなるような人類の歴史か ら見ると、人は同じ世代を生きること自体が奇遇稀(きぐうまれ)とされるほどの一瞬を生きていることにな […]
2018年9月15日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 麦踏み 近年は麦を踏む光景などとんと見られなくなったが、麦踏みの経験がある人なら一度は「何でこんな惨(むご) いことをするのか」と思ったことであろう。 子供の頃は、青々と育っている幼葉(おさなば) を踏みつける行為に罪悪感を […]
2018年9月16日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 農事暦 二十四節気は、中国の春秋戦国時代に農作業用として作られた暦である。 農作物の作付や作業日程の目安を得るためには何らかの農事暦が必要であった。 この農事暦の作成に関しては太陰暦(月の運行)で行うとズレが大きくて役に立 […]
2018年9月17日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 春は面接シーズン 古い話になるが、ある女子高校の入学試験で、お箸の使い方を取り入れたという新聞記事が載(の) っていたことがあった。当時はその真意に首をかしげた受験生も多かったのではないかと思われるが、目指すところは理解できる。 「男に […]
2018年9月18日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 一茶のおらが村 「是(これ) がまあ、終(つひ) の栖(すみか) か雪五尺」 この句は、小林一茶が晩年を過ごした雪深い郷里でのものとされている。本名は信之、通称弥太郎は、雪国信濃国柏原の貧農(ひんのう)の子に生まれた。 この地方は […]
2018年9月19日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 2月-如月 花屋さん 普段はあまり気にとめない花屋さんであるが、この季節だけはふと足を止めてついつい 見入ってしまうことがある。そこには「梅」に「猫柳(ねこやなぎ)」、「桜」に「レンギョウ」と一足早い春が溢(あふ) れており、眺めているだけ […]