2018年6月26日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 日本に生まれて 人間は、気が遠くなるような命の継承から見ると、同世代を生きることそのものが奇遇稀(きぐうまれ)とされている。そんな中で、世界の中の、日本の、ある地域の、学校や職場等での出会いとなると、奇遇稀というより天文学的な数字とな […]
2018年6月27日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 いつか来た道 産業革命以来、機械文明は目をみはる進歩を遂げてきたが、人間はいつまで経っても進歩をしないという見方がある。 長い歴史を振り返っても、弱肉強食と争いの絶えた試しはない。人には欲望があり、寿命がある。いくら歴史に学び、学 […]
2018年6月28日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 食文化 日本では過去において「四つ足は喰うな」という文化をもっていた。宗教的なものもあるが根幹には意思を持った動物の命を絶つという行為と、命の根幹とされる血に対するこだわりがあったのではないだろうか。 動物を食料とするのは当 […]
2018年6月29日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 下駄 「あーした天気になぁーれ」。 昔の子供達は下駄を蹴(け) り飛ばし、天気占いをして遊んだ。表が出ると晴れ、裏が雨、横になると曇りであった。 「天気占い」から「天気予報」の時代に変わっても、予報精度が悪かった頃は、怒 […]
2018年6月30日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 時候文 日本の四季を細分すると「初春・初秋」、「仲春・仲秋」、「晩春・晩秋」というように季節の頭に「初」・「仲」・「晩」の字をあてて呼ぶ。 ところが、人が暑さや寒さに耐えなければならない夏の盛りや冬の最中(さなか)に限っては […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 コスモス(秋桜) 華やかな都会地より、長閑(のどか) な田園風景が似合う花。可憐さの中に愁色(しゅうしょく)を浮かべる花。この花ほど男心をくすぐる花もない。 郊外に向かうと、早くもコスモスの花が晩夏の風に揺らめきはじめている。 コス […]
2018年7月2日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 「もういいかい」と「小さい秋見つけた」 「♪もーいいかい……まーだだよ 夏と秋と夏と秋が かくれんぼしている いつもと青さが違ってる 空は高くて鰯雲(いわしぐも) 風もなんだかよそよそしくて……」 作詞は「さざんかの宿」でお馴染みの吉岡治さんで […]
2018年7月3日 / 最終更新日時 : 2018年10月4日 四季 8月-葉月 お盆の行事 現代では考えられないが、母も祖母も結婚は親が決めた相手であった。当時はそれが当たり前でもあった。 祖母が亡くなって数年後、タンスの奥から祖母の母親が忍ばせていたものと思われる巻物が出てきた。開いて見ると何とそれは色刷 […]