囲碁のすすめ

 私の囲碁との出会いは神戸海洋気象台で勤務していた頃に先輩たちに手ほどきを受けたのがきっかけであった。
 当初は意味不明な所もあったが次第に囲碁の魅力にはまってしまい退職後は関西棋院の囲碁インストラクターとして年に一度の「明石囲碁まつり」をはじめ保育所、小学校、高齢者施設、明石公園活性化などの地域活動をしている。
 囲碁は確かに無限大ともいえる手数(てかず)があり、ルールも分かりにくいが一度覚えてしまうと虜(とりこ)になり、これほど複雑怪奇なゲームはない。
 囲碁は集中力・注意力・判断力・決断力・創造力・忍耐力・記憶力・計算力・想像力・洞察力(どうさつりょく)などが必要であり、山あり谷あり運・不運の戦いの結果が勝敗を決める。
 2007年には囲碁界・教育界・医師会などの方々が保育園や小学校向けに「囲碁のすすめ」という本を発行されているが私の経験からも面白い話がある。
 例えば子供であれば集中力と落ち着きが出てきた、認知症の家族からは会話が増え、顔付がシャキッとしてきたなどの声が届いてくる。
 近年は日本よりむしろ海外で囲碁の愛好家が増えていると聞くが私の場合は事あるごとに「囲碁は世界最高の知的ゲームであり、人生の縮図である」とか「囲碁を覚えて人生を豊かにしよう」などのキャッチフレーズを作り皆さんに囲碁の効用を進めている。
 自分の人生を振り返って見ても囲碁という趣味がなかったら私の老後はどんな生活をしているだろうかと思うことがある。