日本のまつり

 日本の祭りは全国的に少なくなっていているとはいえ驚くほど数が多く、20万件以上と言われている。
中には年に一度の祭りを生きがいとしているという人もいるが一方では神輿(みこし)の担(かつ)ぎ手がいなくなったとか若者が参加しなくなったとかで廃止になる所も多くなっている。
 祭りの中身については愛らしいものから勇壮なものまであり、外国人からはクレイジーと呼ばれる奇祭(きさい)まである。
 例をあげると雛祭(ひなまつ)り、火祭り、喧嘩(けんか)祭、長野県御柱祭(おんばしらまつり)、秋田のナマハゲ、沖縄のパウーントウ、そして卑猥(ひわい)な祭りなどもあるがそれぞれの祭りにはそれぞれに謂(いわ)れがあるという。

 「祭り」の語源は「祀(まつ)る」であるが日本人は農耕を生業(なりわい)として来たために神へ対しての祈りや願い、そして今を無事に生かされていることに感謝をしながら生きてきた。
 真面目にコツコツと働き楽しみの少なかった昔は祭りを通しての喜びと協働共助で地域の和を盛り上げてきたのではないだろうか。
 日本は節目・節目の行事は多く、春は蒔(ま)いた種が無事育つように、夏は疫病や自然災害ないように、秋は無事の収穫に感謝し、冬は来年も何事もなく無事に過ごせますようにと祈って来た。
 そんな中で祭りだけは唯一羽目をはずせる一大行事として楽しんだのであろう。
 織田信長は楽市楽座同様に祭りも地域活性と経済効果のために利用したという。