日本の歴史文化を世界に

 昔の日本といえばユーラシア大陸の東に浮かぶ小さな島国であり欧米諸国から見ると気にも留めないよく分からない国であった。
 日本という国が世界に注目され始めたのは江戸時代の末期からであり、世界に名前が知られるようになったのは明治の日清・日露戦争に勝利してからである。
 以来、日本は太平洋戦争を引き起こした国、原子爆弾を落とされた国、工業先進国などと言われ、とにかく得体のしれない国であった。
 ところが近年は世界に例を見ない文化、四季の美しい国、多彩な和食、礼儀正しい国民性などすこぶる評価が高まっている。
 確かに日本のお祭り、和服、武道、和太鼓、神社仏閣、和歌・俳句、お茶・お花、日本庭園、木造建築などは全く世界に類を見ない独特の文化であり外国人が興味をそそるのも無理はない。
 面白いのは世界の各地で行われている「日本祭り」であるが今大変な人気となっているという。
 その背景には単に日本文化が珍しいというだけではなくそこには日本の精神性が見え隠れするからではないだろうか。
 世界全体が混とんとした時代を迎えているが日本の「ならぬことはならぬものです」とか「和をもって貴しとなす」・「人に後ろ指を後指されるな」などという精神文化があることをもっと世界に発信する必要があるような気がする。